2011年11月23日水曜日

ナンパから始まった出会い







イタリアで超かわいい日本人風のハーフの子がいたので、ナンパしてみると、なんとその子のお母さんがポルトベネレの世界遺産に認定されている教会で唯一結婚した日本人の方でした。

私「僕、どっから来たの?君日本人?それともハーフかい?お母さんどこ?」

と聞くと、この子は(ルカ君)怖がってお母さん~~~~!!!と走っていきました。

そしてなんと登場したのがその日本人のお母さん。ミラノからちょうど避暑地としてポルトベネレの別荘で一ヶ月程休暇を家族で過ごしていたそうです。

これも何かのご縁だと思い、連絡先を交換して色々話して仲良くなってもらいました。

すると数日後もそのお母さんと再会したのです。実はポルトベネレは村みたいな小さいな町だったので、人が集まる場所も数ヶ所しかなく、何度も何度も顔を合わしました(笑)
するとお母さんが、

「ねぇうちでごはん食べていかない?」と誘ってくれたのです。なんていい人!!!!(涙)

どこの馬の骨から生まれたか分からないような小娘を家に招待してくれたのです。
ポルトベネレでは新鮮なムール貝が取れます。それを目の前で塩蒸しにして料理してくれました。もうイタリアに移住して13年経つそうです。(2009年の時点で)たまに日本語がでてこないそうで、すっかりイタリア語も流暢に話されていました。実は一回だけでなく2回も食事に招待して頂きました(涙)たぶん日本人だってこともあるだろうけど、家に誘って食事をもてなしてくれるってとてもイタリアっぽくて温かいと思いました。

特にルカ君は誘拐して養子にしたいくらい可愛らしくて、将来はイケメン決定だろうと思わせるほどの整ったお顔。とっても人なつくって今でもため息がでます。
ルカ君はイタリア語メインで、たまに英語と日本をしゃべっていました。

お母さんは昔オペラ歌手を目指していたそうで、オペラの先生の息子さんがたまたま今の旦那さんで、オペラの修行にと思って伊渡したそうです。その時に旦那さんから猛烈アタックを受け、お付き合いにつながり見事ゴールインしたそうです。

なんとそのオペラの先生は日本人の元彼氏の先生だったそうです。元彼氏もオペラを勉強していたそうで、その関係でイタリアに渡って将来の旦那さんに会うなんて、世の中すべて繋がっているんですね。くわばらくわばら。

今ではルカ君と旦那さんを支えながらミラノで在住。色々な企業のイタリア語の通訳として働いていらっしゃるそうです。

ルカ君のお父さんが素敵な話をしてくれました。


お父さん「あのポルトベネレの教会で結婚した女性はみんな幸せになるんだよ。」

私「なんでですか?」

お父さん「あの教会で結婚したある女性が結婚式を挙げた後にすぐ事故で亡くなったんだ。それ以来、その女性の魂があの教会で結婚した人みんなが幸せになるように願ってくれているんだ。だからうちの妻は幸せな女性なんだ。」

そんな伝説があったんだ~。あ~私もあの教会で結婚式を挙げたい!!!!

ポルトベネレには愛の小道(Strada di amore)という散歩道もあって恋人達には人気のスポットもあります。ハネムーンにはもってこいの街かもしれません。

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